「ムーミン」シリーズを生んだトーベ・ヤンソン(1914-2001)の
生誕100周年を記念した展覧会。本当にすばらしかった!やっとこ備忘録アップします。私は昨年の11月末、最終日かけこみで横浜で。(巡回で北海道、新潟、九州、大阪と、9月までです。)
14歳でイラストレーターとしてデビュー、70年以上も活動。彼女の残したものは、油絵、挿絵、小説、絵本、コミック、脚本、オペラ台本、詩、ステンドグラスなんてのもあるそう。表現への意欲は尽きるがなく、言葉を使いたい気持ちにかられ、絵で表現したいという願望があり、多種多様で膨大です。
彼女が「画家」であったとは!とびっくり。彼女の中ではこちらが本業だったのだそうです。ムーミンのヒットで、絵に費やす時間が減って、そのバランスは生涯トーベを悩ましていたのそう。
展示ではムーミンのイラストの制作途中のスケッチもあり、
何度も何度も、眼の位置、微妙な口の大きさ等を試行錯誤している
その筆跡に、不思議な親しみが湧き、じーんと敬意を感じました。
油彩も素晴らしく、トーベの色彩美にうっとり。
自分の心から愛するものを大切にし、自立して生き、
好奇心旺盛で果敢に挑戦し続けたトーベの生涯。
その世界感に浸ることができた素敵な展示でした。
写真は美術館のお土産コーナーで買ったクッション。
(トーベの偉大さをいつも思いだせる様に、リビングに笑)